今日は、朝から1件、夜に1件と2名の方にカウンセリングをさせてもらっていました。
現時点で19名、明日の方で20名になろうとしています。
すると、あることに気づくんです。
カウンセリングでは、まず目標設定からはじめます。現状抱えている課題を聞き、それを解決できるように課題の周辺を探りながら話を進めていきます。
皆さんが抱えている課題は、人それぞれではあるのですが、現状つらい思いをしている人、苦しんでいる人の大半が、幼少期の親の育て方に要因があるってことに気付かされます。それはもう、びっくりするくらいに親の影響が現れているんです。
僕も、言ってみればその中のひとりでした。
僕が、親からどう育てられたかを思い出してみると、大きく2つあります。
1. 良く言えば、奔放に自由に育てられた。悪く言えば、放置された。
2. 本音を語らない、表面上の関係の中で育てられた。極端に言えばウソのコミュニケーション。
1の自由奔放であることは、どちらかと言えば良い方向に働いたのだと思います。
自由な環境の中で、自由な発想、自分独特の世界観を築くことができた。
比較的素直で、柔軟な考え方をする人間になった。
皆さんの話を伺っていると、親に押さえつけられたり、親の価値観を押し付けられたりすると、大人になってからも問題を抱えることが多いように感じます。
僕の場合、2の表面上の関係というのが厄介でした。
僕の少年時代といえば、本音を語らない、思ったことを話せない子どもでした。頭ではこうだって考えていても、言い出せない。たぶん、表面的な家族関係が原因じゃないかと思っています。
しかし、今では課題を克服して「本当のことが知りたい」なんて言って、本音を追求する人になっているのだから、面白いものです。
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遅くとも、20歳までには人生の根本的な価値観が出来上がる。子どもの価値観に一番大きな影響を与えるのが親の育て方である。
自分も、少しは子育てに関わっているので他人事ではありません。僕らの子どもへの言動、接し方、行動習慣すべてが、子ども人生の基礎をつくっているんだと思うと、・・いろいろ考えてしまいます。
では、20歳までねじ曲がった価値観を形成してしまったら、その人はその後の人生ハッピーに生きられないのかと言われれば、僕は自信を持ってノー!と断言できます。
もしそうであるなら、スティーブ・ジョブズはiPhoneで誰もが簡単に人とのつながりを持てる世界を生み出すことはできなかったし、ココ・シャネルは、それまでの伝統的な女性のファッションを壊して、機能的な洋服を生み出すことはできなかったからです。
今日2つ目のカウンセリングで確信したこと。
子供の頃に形成されたネガティブな感情、ネガティブなエネルギーは才能に成りうる。何かを生み出す大きな原動力になる。
過去は変えられないのであれば、過去の出来事に一切の悪いことはないと全肯定する。
過去の出来事から生まれてくるネガティブなエネルギーを、人は自分の考え方しだいで、プラスの力に変えていくことができる。
そんなことを発見しました。
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と、ここで、これ、母親が読む可能性があるので一言いっておくと、まーなんだかいろいろあったけど、息子は楽しく人生を生きているので、なんというか感謝していますよー。結果オーライ的に。