カウンセラーはその人を正しく映し出す鏡でなくてはならない。

自分の道が見えた2014年の年末、年が明けてから無料カウンセリングというものをはじめました。2015年1月からだから、5ヶ月ほど、20人ちょっとの人を見ました。


やっていることは、広く言うと人生相談です。その人の悩みを聞き、解決策をいっしょに探していく。その際に、ストレングスファインダーのような性格診断ツールや、デザインの手法を使っているというのが、一般のカウンセリングと違うところでしょうか。


そもそも、カウンセリングが何であるかもわからず、とりあえず名前をつけにゃわかってもらえないだろうということで、いくつか探した言葉の中から、一番しっくりくるカウンセリングを名乗っているのでした。だから、自分がカウンセラーであるのかどうかは、よくわからない。


そんな状況ではあるのですが、無料カウンセリングをしているうちに悟ったことがあります。


カウンセラーはその人を正しく映し出す鏡でなくてはならない。


カウンセリングとは、一方的に方向を指し示すものではなく、対話の中から気づきを得てもらうものだと僕は思っています。つまり、対話の中から、心の奥の言葉を引き出す。性格診断ツールで本来の自分を見える化する。それを見た本人が、自分を知り、どの方向に進めがいいのかを知るというもの。


カウンセリングがそんなものだとしたら、カウンセラーは鏡になっているんだと思ったんです。


人は、鏡がなければ自分がどんな顔をしているかを見ることができません。鏡があってはじめて、自分がどんな顔をしているかがわかる。湾曲した鏡であったり、曇った鏡だったとしたら正しい姿は映しだされません。


カウンセラーが、その人を正しく映し出す鏡でなければ、その人の真実を映し出すことはできない。つまり、その人が求めている本当の真実にはたどり着けない。


だからカウンセラーは、世界の原理原則を知っていて、フラットな意見を返すことができる。自分の主観を含まず、良し悪しのレベルではなく人の特徴を語ることができる。そんな人でなければ、つとまらないのではないかと思いました。


偉そうなこと言って、じゃあキミはできてるのか?って言われれば・・・まっすぐ真実を映し出せる鏡になれるよう、自分を磨いているところです。まだまだ先は遠いですが。




デザイン事務所 ポエジー

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